院長 青柳真紀
こんにちは。武蔵小山駅そば、青柳歯科院長の北田真紀と申します。この度は当院のHPをご覧頂きありがとうございます。
当院は先代の院長である青柳文雄が1956年に、当院の前身である「青柳歯科医院」を開業しました。2002年父の急逝と同時に私が医院を承継し、名称を「青柳歯科」変更しました。お陰様で開院以来、地元の多くの方々に愛され約60年以上、この武蔵小山の地で歯科医療に貢献させていただいています。
私は地元公立の小中学校を卒業し、都立高校、そして地元の昭和大学歯学部に進学しました。卒業後さらに4年間、昭和大学大学院にて歯学研究課程を終了し、歯学博士の学位を取得しています。大学院では審美歯科を中心とした補綴科に在籍し、最先端の研究と学生の指導、歯科病院での診療にあたっていました。
大学卒業後から大学病院勤務の傍ら、曜日を限って、約10年間父と共にこの医院で診療に携わってきました。父から学んだことはとても多く、大学病院で学んだこととはまた違う、長年の経験による開業医ならではの技術と工夫の職人技を伝授してもらいました。また開業医としての精神の根底にある理念もしっかり教えてもらいました。
当院のこだわりである「なるべく必要以上に削らない」「なるべく抜かない」「なるべく神経を抜かない」もそのひとつです。日本歯科医師歯科医が推奨している「8020」を始めとする、「医食同源」の考え方、「入れ歯でもしっかり噛める」「患者さまとなるべく多くコミュニケーションを取る」「簡単な治療でなく、きちんと良い素材のものを入れて長く使って頂く」などなど、現在の歯科医師としての私の考え方のほとんどは父から受け継いだものと言っても過言ではありません。
私が医院を承継してから19年経ちますが、有難いことに、開業当初から通っていただいている方やそのご家族に多く来院いただいています。また最近では私の治療を信頼いただいて、中国から来ていただいている方、海外に引っ越されても定期的に検診に来ていただいている方など他府県や海外からの患者さまにもお越しいただいています。
父から受け継いだ技術やマインドに加え、日進月歩で進んでいく新しい歯科医療に遅れを取ることなく、常に学び研鑽を積んで、患者さま皆様の信頼とご期待に応えていけるよう尽力していきたいと考えております。
共感し、寄り添う心を大切に
私が診療を行ううえでとても大切にしていることの一つが、患者さまと可能な限りコミュニケーションを取るという事。これは私だけではなく、スタッフたちも同様に考えてくれています。
カウンセリングの時はもちろん、普段の会話からもなるべく患者さまの価値観や考え方、小さなことでも不快に感じていることなど、可能な限りよくお話を伺うように心がけています。たとえ私(院長)に時間がなく、お話をお伺いすることができなくても、他のスタッフが代わってお話を聞き、それらを症例検討会やミーティング等でスタッフ全員で共有するようにしています。それらは治療方針を決めていく際のポイントになったり、接遇やサービスのヒントとして役立たせて頂いています。
当院では「他の医院で『異常なし』と言われたけど、どうしても違和感が取れない」と言ってご相談に来られる患者さまが多くいらっしゃいます。敏感すぎる感覚を持った患者さまの場合、他の医院ではその繊細さに気づかず治療を意図せぬ方向に進められてしまうことお話される方が少なくありません。場合によっては「気ちがい扱いされた」と気を落として来られる方もいらっしゃいます。そんな方々の訴えによく耳を傾け、治療にあたることによって症状が緩和することが多々あります。
どんなに高い技術を持っていても、患者さんの痛みを理解できなければ解決できない問題もあると思います。患者さまに共感し、寄り添う心を大切に、患者さまにご満足いただける治療を提供してまいりたいと思っております。
小学校のころから歯科医師になるのが目標でした
写真は私が1歳前の時のものだと思われます。当時の青柳歯科の前で、当時のスタッフが私を抱っこしてくれているそうです。この写真以外、当時の青柳歯科の写真は目にしたことがありません。大切な1枚です。
私が歯科医師になりたいと思ったのは、やはり父の影響が大きいと思います。小さなころから細かい作業が好きだったので、診療室に遊びに来ては治療で使う細かな器具などを見てワクワクしていました。特に技工室が大好きで、当時、常勤だった技工士にワックスを貰って溶かして遊んでいたことを思い出します。小学校2年の時の作文にはすでに歯科医師になりたいと書いていました。
もともと手を動かすことが好きだったので図工や美術は得意でした。高校2年生の時に美術の先生から「美術の道に進んでみたら?」というお話もいただいたのですが、歯医者になりたいという気持ちが強かったので歯学部への進学を決意しました。実は、本音を言うと…当時美術部に所属していた同級生男子の絵が廊下に飾られていたのですが、その彼の絵には、暗い彼の心の中が絵にしっかり表現されていたのです。正にアートでした。それを見た時、ただ写実的に描いたり、彫刻で再現したりするのが得意なだけの私には表現することのできないアートを目の当たりにして、ショックを受けたからです。「自分にはアートは無理だ」と思い、とても光栄でしたが美術の先生に、美術の道に進む事をお断りした、というのが本当のところです。今、歯科医師として日々診療をしていますが、元あった形を忠実に再現する能力がとても生かされる仕事なので「歯科医師になって良かった」と心から思っています。
とはいえ歯科医師の仕事は、ただ歯の形を正確に作れば良いと言うのではなく、機能性を兼ね備えていなければいけません。特に前歯ではその人らしいキレイな笑顔になるように、審美性と患者さまのイメージや好み、お手入れのしやすさ、噛み合せなどの機能性をプラスして作り上げていく作品だと考えています。どんな色や形が良いか、患者さまとコミュニケーションをとりながら、何度も何度も仮歯を修正することがあります。仮歯をお口の中に合わせて鏡を見て頂く、という作業を何度も繰り返すのですが、そんな時間がとても好きです。ほんの少しの違いで、お顔のイメージが全然代わってしまうからです。そして仮歯ではなく、最終の歯が入り、患者さまに喜んでいただけた時は、審美歯科医冥利に尽きる瞬間です。
医院で扱っている商品は、自分で試してよいと思ったものだけ
当院では、受付でもさまざまな商品をご紹介させていただいております。これらの商品は全て私が自分で使ってみて、本当に良いと思ったものだけを厳選しています。
小さい時、近所にお菓子屋さんがあり、毎日お金を握りしめて通い詰めていたので…当然、小さい時は虫歯がたくさんありました。その後も虫歯は治療してなくなっても粘膜が弱かったり、噛み締めのクセもあるので、お口の中やその周囲のトラブルは大抵経験しています。義歯とインプラントだけは経験したことがありません。開き直るわけではありませんが、その経験は虫歯になったことのない歯医者さんには負けない強みと思って、日々の診療に生かしています。
また胃腸が弱く、蕁麻疹始めとするアレルギー体質でもあるので、今まで多くの健康食品やグッズ、健康法などを試してきました。個人によって効果に違いはあると思いますが、患者様にも同様の症状があった場合、実体験を踏まえ、アドバイスでさせていただいています。
受付に置いてあるリップグロスもスタッフ全員で試したました。気になる方は是非、スタッフにお尋ね下さい。良いところも、いまいちなところも、本音でいろいろ答えてくれると思います。
いろんな悩みを気軽に相談したり、本音でコミュニケーションがとれるのも当院の強みかもしれません。
院長 青柳真紀
経歴
- 地元品川区立小・中学校、東京都立高校卒業後、昭和大学歯学部入学
- 【平成3年】
昭和大学歯学部卒業
昭和大学大学院歯学研究科入学
第1補綴学教室入局 - 【平成7年】
同大学院卒業博士号取得
同教室助手となり研究・教育・治療に従事 - 【平成10年】
第1子出産に伴い同教室退職
青柳歯科医院勤務 - 【平成14年】
青栁歯科医院院長継承
「青柳歯科医院」から「青柳歯科」に名称変更
役職・学会
- 東京都立小山台高等学校学校歯科医
- アンチエイジング歯科学会認定医
- 顎咬合学会認定医
- 昭和大学歯学部非常勤講師
- アンチエイジング歯科学会認定メディカルアロマコーディネーター
趣味
- DIY バドミントン ヨガ