荏原三師会連携セミナーに行ってきました。荏原三師会とは荏原医師会、荏原歯科医師会、荏原薬剤師会の三会のことです。
今回は昭和大学病院 保険医療学研究所の上条由美先生による「災害拠点病院としての昭和大学病院の役割」というテーマで話して頂きました。
まずは上条先生が実際に東日本大震災直後に早々に被災地に駆けつけ小学校を拠点に医療行為をしようとしたところ昭和大学の知名度が低かったために断られ器具等を片付け、引き返し、別の場所を拠点として活動がやっと始められたというお話しからしてくださいました。その後、現在昭和大学病院が取り組んでいる事、今後の課題などをお話しして下さいました。
昭和大学病院、昭和大学歯科病院では震度5強で災害対策本部を立ち上げ即座に多くの判断ができるようにする。被災者を4段階の程度に分け病院内のどの場所で対応するか決め頻繁に訓練をしているとのことでした。その他病院のライフラインの状況、薬剤の供給、人工透析、在宅酸素療法等への対応などについても少しずつ対策をしているとのことでした。また今後のテーマとしては近隣の医師会、歯科医師会、薬剤師会との連携や企業との連携などを課題にして終わりました。
そして中で皆様に一番身近なこととして、もし荏原地区の皆様が被災し怪我などをしたら、いきなり昭和大学病院に行くのではなく、まずは品川区で定めた下記の救護所に行くようにお願いします。とのことでした。
荏原第1出張所の範囲にお住まいの方は 後地小学校
荏原第2出張所 第2延山小学校
荏原第3出張所 京陽小学校
荏原第4出張所 源氏前小学校
荏原第5出張所 豊葉の杜学園
昭和大学病院での混乱を防ぐため、避難訓練の一環としてお住まいの地域の救護所がどこになるのか確認をして頂きたいとのことでした。どうぞ皆様ご協力をお願いします。