「疲れた時だけ、歯ぐきが腫れる」
「歯磨きしていると、たまに歯ぐきから血が出ることがある。」
このような症状を経験されたことがある方も多いかと思います。
普段は何ともなくとも、風邪をひいたりストレスが溜まっていたりと、疲れた時だけ症状が出るというのも実は歯周病の初期症状の一つ。普段は免疫力で抑えられている炎症が抑えきれずに表面化している状況なのです。
今はちょっと疲れているだけだから・・・
風邪気味で体が弱ってるだけだから・・・
そう思ってケアを怠ってしまうと、症状はどんどん進んでしまいます。歯周病は早期発見・早期対策が何より重要。早めにご相談いただければ、日々のブラッシングと歯科医院でのメンテナンスのみで改善することがほとんどです。
少しでも違和感を感じたらなるべく早めに相談するようにしましょう。
担当衛生士制
当院では、経験を積んだ歯科衛生士が一人の患者さまをずっと担当する「担当衛生士制」を採用しております。
歯周病治療において担当衛生士制を採用するメリットは、なんといっても「同じ人の基準」で計測測定ができるということ。もちろん、歯周病検査には一定の測定基準があるのですが、測定する人によって、その数値が意外と大きく違いが出たりしてしまうこともあるのです。
例えば、歯周ポケットの深さを測る検査にしても、力の入れ具合で結果が全然違ってきますし、プラークの付き具合も、判断する人の加減によって評価が全然変わってきます。「人」がチェックする以上、どうしてもこういった誤差は避けられません。
そこで、毎回同じ衛生士が担当し、測定することで、一定の基準をキープしながら継続的にお口の状態を記録し評価するようにしております。
担当衛生士は初診時より患者さまのお口の中を確認しながら処置を行いますので、数値では見れないようなお口の中の状態の変化も敏感に察知し、効果的なアドバイスや適切な処置を行うこともできます。
ブラッシングが上手になったが、日々の生活状況に変化はないか、など、患者さまとのコミュニケーションを大切にしながら2人3脚で治療に取り組んでまいります。
当院での歯周病治療
当院では、当院オリジナルのブラッシング法「青柳歯科式ブラッシング法」を始め、歯周病の症状に合わせてさまざまな治療メニューをご用意しております。
8020達成者続出中!「青柳歯科式ブラッシング法」
歯周病予防のためのブラッシングと、虫歯予防のためのブラッシング、同じ磨き方でよいのでしょうか?
「青柳式ブラッシング法」は、歯周病予防に特化したブラッシング法。歯ブラシも歯周病予防用の毛先の細い歯ブラシを用いて行います。
基本的に歯磨き粉は付けず、ご自身で磨いた部分がツルツルになっていることをご自身の舌で実感いただくことがポイント。
磨き残しなく歯を磨くための歯ブラシの当て方などを、担当衛生士が丁寧に指導させていただきますので、是非マスターしてください。
スケーリング&ルートプレーニング
スケーリング&ルートプレーニングとは、簡単に言うと、歯科医院にて行う歯石とりなどの基本的な歯のお掃除のことです。
ご家庭でのブラッシングでは取り除けなかった汚れや歯石をプロの手でしっかりと除去し(スケーリング)、かつ表面をツルツルに磨いて新たな汚れをつきにくくします(ルートプレーニング)。
軽度~中等度の歯周病であれば、ご家庭でのブラッシングと歯科医院でのスケーリング&ルートプレーニングをしっかりと行うことにより、ほとんどの症状は改善が可能です。
進行してしまった歯周病に~歯周外科治療(フラップ手術)
歯周病が進行し歯周ポケットが深くなってしまうと、スケーリングやルートプレーニングでは歯周ポケットの奥深くまで入り込んでしまった汚れや歯石を除去することが非常に困難になります。
そのような場合には、歯ぐきの側面から歯ぐきを切り開き、歯根近くにある汚れを直視下で除去するためのフラップ手術が有効になります。
スケーリングやルートプレーニングの場合とことなり、直接目で汚れを確認しながら除去していくことができるため、歯石や細菌を徹底亭に取り除くことができるのがメリットですが、その反面、外科手術を伴う処置のため、患者さまのご負担は大きくなってしまう傾向にあります。
また、症状によっては適用できないケースもありますので、担当の歯科医師とよく相談されることをおススメします。
フラップ手術のメリット
- 保険が適用される
- 歯周ポケットの奥深くの歯石や細菌まで、目視で確認しながら確実に除去できる
フラップ手術のデメリット
- 手術後に歯茎が下がってしまい、知覚過敏を起こす可能性が生じる
- ホームケアがしっかりとできていない患者さまに適用してしまった場合、歯周病の進行スピードを加速させてしまう。
- 手術後、麻酔が切れたときに痛みが生じることがある。