「作ってもらった入れ歯、全く違和感がなくてビックリしました!」
「麻酔も全然痛くなかったです。」
患者さまから、このようなお言葉をよくいただきます。
痛みや違和感は、お一人おひとりの感じ方に大きな差が出るもの。もちろん、それらに対して可能な限り取り除くためにテクニックを駆使することは当然なのですが、患者さまの細かな訴えや小さな痛みをしっかりと理解する事で、より痛みや違和感少なく快適なお食事を実現する事が可能になると考えています。
当院には「他の医院で『異常なし』と言われたが、どうしても違和感がまだ残っている」とご相談に来られる患者さまが多くいらっしゃいます。他の医院では、痛みに対して敏感な患者さまの小さな痛みに気づけない事が多々あると思っています。私自身が若干神経質なタイプなので、患者さまの繊細な訴えが理解できるのではないかと自負しています。
どんなに高い技術を持っていても、患者さんの痛みを理解できなければ解決できない問題も多々あると思います。患者さまに共感し、寄り添うことを大切に、患者さまにご満足いただける治療を提供していきたいと思っています。
たとえ保険治療でも、必要であればマイクロスコープを使用します。
当院では、保険治療、自費治療にかかわらず、必要に応じてマイクロスコープを使用して治療を行っております。
正直なところ、マイクロスコープを導入する前は、その必要性を感じていなかったというのが本音です。以前に代診のドクターがご自分のマイクロスコープを当院に持ってきて使っていらしたのですが、実際に使わせてもらうと、今まで見えなかったものがはっきり見えるのに感動を覚えました。そんな訳で、その代診の先生と同じマイクロスコープを購入、代診の先生が開業されるまで、贅沢にも、当院に2台のマイクロスコープがあった時期がありました。
こんなこともありました、他院で7本の歯を根管治療したものの「7本すべて抜歯しなければいけない」と言われて、当院にご相談にいらっしゃった患者さまがいらっしゃいました。当院でマイクロスコープを使用した治療で、結果、歯を一本も抜かずに治すことができた時にはその有用性を強く感じました。
治療の内容によっては、どうしても保険では対応できずに自費扱いとなってしまうケースもありますが、基本的に保険治療であっても必要に応じてマイクロスコープを使用しています。マイクロスコープを使用した保険外の治療を行う場合は、事前に患者さまにご説明させていただき、ご納得頂いてから進めてまいります。治療方法を選んでいただくようにしておりますので、ご安心ください。ご不安な場合はお気軽いご質問ください。
マイクロスコープを保険診療内で使用するということは当院の経営的には決して楽な事ではありませんが、マイクロスコープを使えば助けられる歯を、マイクロスコープを使わなかったことによって、見捨てる事になってしまう…という事がどうしてもできないからです。1本でも残せる歯は残したい!そんな信念から、私は保険治療でもマイクロスコープを使用しています。
技工士との連携
精密な歯科治療を行う上で欠かすことができないのが、なんといっても信頼のできる技工士の存在。
色や形など、細部に至るまでこちらのイメージを理解し、再現してもらうには、普段からの信頼関係と綿密なコミュニケーションがとても重要です。
私は大学時代より補綴を専門に学んでまいりましたので、一通りの技工は自分でもできるのですが、そういった知識を踏まえたうえで技工士さんに指示依頼をすることができるのも強みかもしれませんね。技工士さんにより正確な情報が伝わるよう、形成や印象の取り方などを工夫しています。
技工士さんは、いろんな歯科医師の型取りや仕事の仕方を一番身近で見ている存在。そんな中、当院の技工士さんはご自身が患者として来院してくださっていますし、またご友人の紹介もしてくださっていますので、仕事の丁寧さが評価されているのでは、と嬉しく感じています。
今後も、誰に見られても恥ずかしくない丁寧な仕事を続けていきたいと考えております。
勉強会への参加
当院では、院内接遇の向上や治療技術の鍛錬のため、ドクターを始めスタッフ全員が定期的に外部セミナーに参加しております。
歯科医療は日進月歩の世界。常に新しい技術や接遇の考え方が変化していっています。
私たちは医療人として、これら最先端の技術や接遇の考え方を常に把握しながら、そのなかで本当に患者さまのためになるものを厳選してご提供する義務があると思っております。
極端なお話ではありますが、従来であれば、抜かなければいけない歯を新技術によって残せる!ということもあります。いかに常にアンテナを立てて新しい技術等を学ぶことが大切かという事をご理解いただけると思います。
またより多くの選択肢の中から、患者さまに最適な治療方法をご提供することができるよう、これからも知識と技術の研鑽を積んでいきたいと考えております。